相続対策は節税対策だけではありません!
2019/11/20
相続対策と聞くと「相続税に対する対策」と考える方が多いと感じます。
実際、お亡くなりになった方で相続税の申告納税が必要な方の割合は約8%です。100人お亡くなりになって8名程になります。
では残り約92%の方々に相続が発生した時は、全く問題が起きないのでしょうか?私が相談を受けた感覚ですと、それらの方々にも相続が発生した際に問題が起き、相談に来られるケースが少なくありません。相談を受けた割合でいうと、相続税が必要な方6割、相続税が不要な方4割程になります。
相続対策は「相続税の対策」と「遺産分割の対策」の両面から検討する必要があります。よく「子供達は仲が良いから大丈夫!」と仰る方がいらっしゃいますが、親がなくなると子供達だけで話し合いをする必要があり、しかも、相続人ではない方々(例えば子供達の配偶者)の意見も反映されたりしますので、まとまる話もまとまらないケースを多々見てきました。
相続対策を行う際には、「相続税の対策」だけに留まらず、「遺産分割の対策」も是非検討してください。